網戸地区は全域が洪水ハザードマップの危険水域であり、異常気象が頻発するようになってからはより洪水被害のリスクが増しています。流下能力(河川で流すことのできる最大の流量)を向上させるために、現在乙女網戸工区の思川拡幅工事を実施していますが、予断を許さない状況です。そこで、将来的に乙女小学校の移設が行われるとするならば、その跡地を思川の調整池として整備し、下流地域の洪水被害に備えるというのはいかがでしょうか。
また、田んぼダムの整備や、浅間神社付近から下流側にかけて既存の堤防(長さ約800m、高さ約2.6m〜3.0m)の強化や、網戸地区から乙女地区、間々田地区へ避難する際に使用する県道の藤岡乙女線、和泉間々田線を整備することも必要でしょう。できることなら、網戸小学校の嵩上げ工事を実施し、網戸地区の避難所として機能させ、網戸小学校を網戸地区の象徴的存在として再興するために、子供の教育環境を充実させます。
まずはハード面、それからソフト面を整備するのが都市計画を実施する際の基本です。網戸地区にお住まいの皆さんが洪水の不安を払拭し、いつまでも安心して暮らせるように、今後も効果的な施策を考えてまいります。
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