乙女地区を歩いて その1

乙女地区には、乙女小学校、乙女中学校、市立博物館、車屋美術館、間々田駅、間々田市民交流センター(しらさぎ館)等があり、私が生まれ育った地区でもあります。
乙女小学校についてですが、市教育委員会の調査によると、市内の学校の中で、最も老朽化が進行していることがわかっています。令和7年度の網戸小学校との統合に向けて改修工事をするとのことですが、ずっと以前から地元住民の方々からは学校の老朽化が指摘されており、もっと早く工事に取り組めなかったのかと思います。箱物を作るにあたっては、建設時から老朽化の進捗状況に合わせた維持管理を計画することが必要です。

さらに、現在の乙女小学校の立地についてですが、思川洪水時の避難場所とはなっていません。これは、乙女小学校の建設時に、ただ地代が安いという理由で今の場所にあります。乙女中学校、しらさぎ館についても同様に避難場所とはなっておらず、当時の計画性の無さが見受けられます。乙女小学校、乙女中学校については、将来的には市街化調整区域の中妻への移転が望ましいと思われます。

寒沢から下河岸に抜けていく狭隘道路の市道4308号線については、救急車両が通行できないため、何十年も前から地元住民の方々から道路の拡幅の要望がありましたが、未だに実現されてはおりません。道路の拡幅の際には、接道する地権者との交渉等に最も時間を要します。市道4308号線については、現在地権者の方々との交渉中だということなので、なるべく速やかに交渉に応じていただき、工事の早期着手に繋がることを望みます。