寒川地区を歩いて その1

寒川地区は迫間田、寒川、中里、鏡、押切の5つの地域からなります。この地区も網戸生井地区同様に、広範囲に洪水ハザードマップの危険水域にあり、洪水時の避難所がありません。寒川小学校は指定避難所とはなっておらず、寒川地区の方々は美田中学校まで避難しなければなりません。過去の平成27年度、令和元年度の2度の豪雨の時には県道174号線が冠水しており、美田中学校へ避難する際に支障をきたしています。また、寒川地区から美田中学校に避難するまでには時間がかかるため、すでに避難所が満員で受付を拒否されるということが起きています。寒川地区には高齢者が多く、災害時に長距離を移動するのは現実的ではありません。寒川小学校を指定避難所とするために、できる限りの策を講じる必要があるのではないでしょうか。

また、胸形神社から昇明橋にかけて巴波川の左岸の堤防の強化や、巴波川の拡幅工事を実施することで、寒川地区の洪水の危険性を軽減させることができます。

近年異常気象が頻繁に起きているからには、洪水対策を市の最優先課題に位置づけ、専門の部署を設置するなどして、思川西部の洪水リスクの軽減に努めるべきです。従来のままでは、明らかにマンパワーが足りていません。長期的に見れば、洪水対策事業はそのまちの発展に必ず寄与するはずです。